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2017年7月16日 (日)

神の真相(1)16-2

(11)マルドゥクの支配権宣言と恐ろしい決定
イブルウムがハランを出発するやいなや、マルドゥクがそこにやって来た。
彼も神聖を汚す行為を目にしてきたが、それは新しい秩序の生みの苦しみだと見なしていた。
彼はシュメールの入り口であるハランから最後の突撃を計画し、イシュクルの領地の端に位置するハランから、軍勢の召集を命じた。
ハランに逗留して24地球年が経過すると、降りて来た他の神に手当たり次第、マルドゥクは涙ながらに懇願した。
彼は自分の非を認めたものの、支配権を強く主張し、こう言った。
おお、ハランの神よ、裁きを下す偉大なる神よ!
私の秘密を聞いて欲しい。
私はベルトを結びながら思い出すのです。
私は神マルドゥク、偉大な神、わが領地ではラーとして知られている。
私は罪を犯して追放され、山岳地帯へ行き、多くの国をさ迷った。
太陽が昇るところから、太陽が沈むところまで行った。
そして、イシュクルの領地へ私はやって来た。
24年間、私はハランの真ん中に巣篭もりし、その神殿で神託を求めた。
いつまで待つのか、私は自分の支配権について、神官に尋ねた。
あなたの追放の日は終わった、とそう言った。
ですから、宿命を定める偉大な神よ、自分の都に向かって進路を取らせてください。
我が神殿エサギルを終の住み処とし、バビリの王を任命させてください!
私の神殿にすべてのアヌンナキの神を集め、私と協定を結んでください!

マルドゥクはこのように、他の神に彼の時代の到来を宣言した。

マルドゥクはイシュクルの領地にあるハランから、第1の地域略奪を企てたのである。
イシュクルは軍神であり、(5)でマルドゥクはイシュクルとして稲妻と雷を司りとあるから、後に主神として君臨したバビロニアではマルドゥクも軍神として喩えられる。

自分たちに服従を迫るマルドゥクに、アヌンナキの神は動揺した。
エンリルはニブルキの指導者全員を会議に招集した。
エンキとマルドゥクの兄弟たちもやって来た。
この出来事には全員が不安を感じ、彼らは皆、マルドゥクとナブに反対した。
議会では責める声が蔓延り、部屋中で非難合戦が繰り返された。
しかし、
いずれ来ることは誰も阻止できない。
マルドゥクの最高権力を承認しよう
とエンキだけが助言した。
牡羊の時代が来るというのなら、
マルドゥクから天と地球を結ぶものを剥奪してしまおう!
とエンリルは怒って提案した。
すると、エンキ以外の全員が、二輪戦車の場所を壊滅させることに賛成した。
そして、エンキの息子ネルガルが恐怖の武器を使用することを提案した。
エンキだけが反対し、この事がアヌに伝えられた。
アヌは、彼らの意見に同意した。
運命付けられていることを、自分たちの判断で無きものにしようとしても失敗するぞ!とエンキは言って、立ち去った。
邪悪なことを実行するために、ニヌルタとネルガルが選ばれた。

マルドゥクの兄弟たちですら、マルドゥクの行為に反対したのである。
唯一、エンキだけがマルドゥクを擁護した。

(12)禁断の恐怖の武器
エンキは立ち去っても、心の中では笑っていた。
武器の隠し場所は、自分しか知らないと思っていたからである。
エンリルが地球へやって来る前、
エンキはアブガルと共に恐怖の武器を隠したからである。
しかし、後にアブガルがエンリルにその隠し場所を秘密裏に教えたことを、エンキは知らなかった。
そして、長いこと放置されていたから、武器として機能しないかもしれない、などとも楽観視していた。
エンキから聞くまでもなく、
エンリルは2人の英雄に恐怖の武器の隠し場所と、
武器を深い眠りから起こす秘密の方法を教えた。
エンリルは警告した。
武器を使う前に、二輪戦車の場所からアヌンナキを立ち退かせておくこと。
そして、都には危害を加えず、人も殺してはならない
ネルガルは自分の空の船で舞い上がったが、ニヌルタはエンリルに引き止められた。
彼は、ガルズの預言とイブルウムの選出について、ニヌルタだけに話した。
ネルガルは短気だ。
くれぐれも都市には被害を及ぼさず、イブルウムには事前に警告を発するのだぞ!
とエンリルはニヌルタに命じた。
ニヌルタが武器の場所に着くと、既にネルガルが空洞から運び出していた。
それらのメを長い休眠から起こしながら、
彼は7つそれぞれにタスク名を与えた。
最初のものには敵無しのもの、
2番目には赤と燃える火、
3番目には恐怖で崩れ落ちるもの、
4番目には山を溶かすもの、
5番目には世界の端を探し求めるもの、
6番目には上も下も誰も容赦しないもの、
7番目には極悪非道な毒が満たされており、
生き物を蒸発させるものと名付けた。

7番目の極悪非道な毒は、放射性元素である。
ネルガルはこのような武器を触って、放射能障害は問題無かったのか。

ニヌルタがその場所へ到着した時、ネルガルは敵を滅ぼし、絶滅させる気満だった。
俺は息子ナブを殺す!
俺は父マルドゥクを絶滅させる!
奴らがむやみに欲しがった国を消し去り、罪深い街をボコボコにしてやる!
ネルガルは復讐に燃え叫び、激怒して声を荒げた。
勇敢なネルガルよ、君はそんな公正ではない破壊をして、自分が正しいと言えるのかとニヌルタが尋ねた。
エンリルの指示ははっきりしている。
選ばれたターゲットまで私が先導する。
君は、私の後からついて来い!
アヌンナキの決定は、俺だって知っている!とネルガルは返した。
2人は7日7晩、エンリルからの合図を待った。
案の定、マルドゥクは待ち時間が完了すると、バビリに戻ってきた。
彼は武装し、信奉者たちの前で自分の最高権力を宣言した。
それは、地球年で1736年のことだった。
その日、その運命の日、エンリルは合図を送った。
ニヌルタはマシュ山に向けて発ち、ネルガルが後に続いた。
山と平原、第4の地域の中心部をニヌルタは見渡した。
胸を締め付けられながら、彼はネルガルに信号を送った。
手を出すな!それから、ニヌルタは最初の武器を空から放った。
それはマシュ山の頂上を、閃光と共に削ぎ落とし、一瞬のうちに山の内部を溶かした。
彼は二輪戦車の場所の上に2番目の武器を放ち、太陽7個分の光を放ちながら、平原の岩は血の吹き出る傷口となった。
地球は震えて崩れ落ち、天空は輝いた後に暗くなった。
二輪戦車の場所の平原は真っ黒焦げに砕けた岩で覆われ、平原を取り囲んでいた森はすべて、木の幹が残されて立っているだけだった。
やった!とニヌルタは自分の黒い神の鳥から叫んだ。
マルドゥクとナブがあれほど欲しがった管制塔は、彼らから永久に奪われた。
ネルガルはニヌルタに張り合おうと思い、エルラ、全滅させる者になってやろうという衝動に突き動かされた。
王のハイウェイを伝って、彼は5つの都市がある緑に囲まれた渓谷へ飛んだ。
そこは、ナブが人を寝返らせた場所であった。
ネルガルは、ナブを籠の鳥のように押しつぶしてやるつもりだった。
それら5つの都市に向けて、ネルガルは次に恐怖の武器を送り込んだ。
渓谷の都市は、炎と硫黄でメチャメチャになり、そこで生きていたものはすべて蒸気になった。
凄まじい武器によって山はぐらつき、海水を塞いでいた場所は閂が壊れて開き、海水が渓谷へ流れ込み、渓谷は水で満たされた。
都市の灰に水が注がれ、蒸気が天に立ち上った。
やった!とネルガルは叫んだ。
彼の心に、もはや復讐心は無かった。

これまでの話の中では、ネルガルとマルドゥクの対立は表立っていないが、ネルガルはよほどマルドゥクのことを恨みに思っていたようである。
罪深い街という表現が、それを端的に表している。
これは、聖書の中で主が言われた次の言葉の原型である。

ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。
私は降って行き、彼らの行跡が、私に届いた叫びの通りかどうか見て確かめよう。
この破壊的な任務を担ったのは、ニヌルタとネルガルだった。
聖書では、2人の御使いとして登場する。
また、ネルガルがターゲットとした場所は、
聖書ではソドムとゴモラを中心とする地域である。
この部分の聖書の記述は、次のようになっている。

シンアルの王アムラフェル、エラサルの王アルヨク、エラムの王ケドルラオメル、ゴイムの王ティドアルが、ソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アドマの王シンアブ、ツェボイムの王シェムエベル、ベラ、すなわちツォアルの王と戦ったとき、これら5人の王は皆、シディムの谷、すなわち塩の海で同盟を結んだ。
彼らは12年間ケドルラオメルに支配されていたが、13年目に背いたのである。中略
セイルの山地でフリ人を撃ち、荒れ野に近いエルパランまで進んだ。
中略
そこで、ソドムの王、ゴモラの王、アドマの王、ツェボイムの王、ベラすなわちツォアルの王は兵を繰り出し、シディムの谷で彼らと戦おうと陣を敷いた。
中略
ソドムに住んでいたアブラムの甥ロトも、財産もろとも連れ去られた。
アブラムがケドルラオメルとその味方の王たちを撃ち破って帰って来た時、ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷まで彼を出迎えた。
いと高き神の祭司であったサレムの王メルキゼデクも、パンとワインを持って来た。
彼はアブラムを祝福して言った。
天地の造り主、いと高き神にアブラムは祝福されますように。
いと高き神が讃えられますように
アブラムはすべての物の1/10を彼に贈った。
中略
主は言われた。
ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。
私は降って行き、彼らの行跡が、私に届いた叫びの通りかどうか見て確かめよう
中略
2人の御使いが夕方ソドムに着いた時、ロトはソドムの門の所に座っていた。
ロトは彼らを見ると、立ち上がって迎え、地にひれ伏して言った。
皆様方、どうぞ私の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まり下さい。
そして、明日の朝早く起きて出立なさって下さい彼らは言った。
いや、結構です。私たちはこの広場で夜を過ごします
しかし、ロトが是非に、と勧めたので、彼らはロトの所に立ち寄ることにし、彼の家を訪ねた。
中略
実は、私たちはこの町を滅ぼしに来たのです。
大きな叫びが主の下に届いたので、主は、この町を滅ぼすために私たちを遣わされたのです
中略
主はソドムとゴモラの上に天から、主の下から硫黄の火を降らせ、これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
アブラムはその朝早く起き、先に主と対面した場所へ行ってソドムとゴモラ、および低地一帯を見下ろすと、炉の煙のように地面から煙が立ち上っていた。

5つの都市がある緑に囲まれた渓谷とは、
ソドム、ゴモラ、アドマ、ツェボイム、ベラツォアルの王たちが同盟を結んだシディムの谷塩の海である。
おそらく、地形からも名称からも、現在の死海付近であろう。
そこは、ナブが人を寝返らせた場所で、イシュクルの領地だった。
だから、彼らが12年間支配されていたケドルラオメルとはイシュクルもしくはエンリルのこと、あるいは彼らが任命した王であり、ナブによって寝返ったことが、13年目に背いた、という表現になっている。
シディムの谷で5人の王が戦いのために陣を敷いたのは、マルドゥクがさせたことである。
いと高き神の祭司であったサレムの王メルキゼデクは、パンとワインを持って来てアブラムを祝福したが、サレムとはエルサレムのことで、ウツが司令官だった。
つまり、サレムの王メルキゼデクとは、太陽神ウツあるいは彼が任命した王のことである。
ここでも、イエスの象徴であるパンとワインによる祝福がウツに関連して登場している。
また、ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になったという表現で、塩の柱とはヘブライ語でネツィブメラーであり、対応する塩を意味するシュメール語はニムルであるが、この言葉には蒸気という意味もあるから、これは蒸気の柱となり、蒸気が天に立ち上ったことを象徴していることになる。
このように、聖書の場面はかなりの創作が見られるが、それが起きたのは地球年で1736年、BC2024年のことであった。

(13)神の誤算と大いなる惨禍
自分たちがしでかした邪悪な仕事を見渡しながら、2人の英雄は目の前の光景に困惑した。
空はにわかにかき曇り、風が吹き始めた。
黒い雲の中で渦巻きながら、邪悪な風が空から薄暗がりを運んできた。
日が暮れると、水平線の太陽を、その薄暗がりが覆い隠した。
夜には、おぞましい光が暗がりの縁を取り巻き、月は昇ってくる途中で姿を消した。
次の朝になると、西から、上の方の海から暴風が吹き始めた。
それは、暗褐色の雲を東へと導き、入植地の方へと広がって行った。
その雲が到達した場所は、生きているものすべてに情け容赦ない死をもたらした。
容赦しない渓谷から、閃光によって引き起こされた死が、シュメールへと運ばれてきた。
ニヌルタとネルガルは、エンリルとエンキに警告を発した。
止められない邪悪な風が、すべてに死を運んでいます!
エンリルとエンキは、その警報をシュメールの神に伝えた。
逃げろ!逃げるんだ!人を分散させろ!身を隠させよ!
神は自分たちの都から逃げた。
怯えた鳥のように、彼らは自分たちの巣から逃げ出した。
国中の人が邪悪な風の手中に落ちた。
逃げても無駄だった。
死はひっそりと、幽霊のように、田畑や街を襲った。
一番高い壁も、一番厚い壁も、洪水の水のように通り抜けていった。
どんな扉もそれを締め出すことができず、どんな錠も撥ね返すことができなかった。
扉に鍵をかけて家に隠れていた人は、ハエのように殺された。
通りに逃げた人は、道の上に死体となって積み重なった。
咳と痰が肺を塞ぎ、口は唾と泡で一杯になった。
邪悪な風は目に見えず、人を包み込むと、彼らの口は血で溢れた。
邪悪な風はゆっくりと吹きつけながら、西から東へと、平野や山地を移動していった。
後には死者と死に行く者が残され、生きていたものはすべて、人も牛も同じように犠牲になった。
水は毒に犯され、田畑はすべて植物が枯れた。
南はエリドゥから北はシッパールまで、邪悪な風は国を打ちのめした。
バビリより南の国はすべて邪悪な風に飲み込まれ、
第2の地域の中心部もかすめた。
しかし、マルドゥクが最高権力を宣言したバビリは、邪悪な風を免れた。

核により撒き散らされた放射能雲がシュメールに到達することを、アヌンナキは予測できなかった。
エジプトも汚染された。
それが、あらゆるものに死をもたらした。
しかし、マルドゥクが権力を主張したバビリバビロンは、災害を免れたのである。
古代に核兵器が使われたということは、にわかには信じがたいが、他のシュメールの粘土板やメソポタミアの古文書にも、核兵器としか思えないような記述がある。

ネルガルは海に溝を掘り、全体を2つに分割した海に棲むワニさえも滅ぼされた火をもって動物を焼きつくし、すべての植物を灰に変えた

ニヌルタはいと高き山へと向かった比類なき7つの恐怖の兵器がニヌルタに続く英雄はいと高き山の前に立ち、腕を大きく振り上げ、山は滅ぼされたいと高き山の傍らの平地を英雄は滅ぼした

7つの恐怖の武器が放たれるや目も眩む閃光が四方へ飛散しすべてのものが焼き尽くされた閃光は災いの雲を生み出した災いの雲は空へと立ち上る

ほとんど呼吸できぬ者たち災いの風に襲われた者に明日は無い口から血を吹き血の中に転げ回る災いの風に襲われて蒼白となった顔

7つの恐怖の武器に関して、ここでも同じような記述が見られる。
海を二分割し、山と平地も一瞬にして滅ぼし、目も眩む閃光を発すると同時にすべてのものを焼き尽くし、閃光は災いの雲を発生させ、災いの雲が原因となる災いの風に襲われると血を吹いてのたうち回り、死ぬ以外にないのは、やはり核兵器以外に考えられない。
通常の強力な爆弾が炸裂しても、災いの雲が立ち上ったり、すべてのものを焼き尽くしたり、災いの風が発生することはないし、化学兵器でもすべてのものを焼き尽くすことはない。
つまり、古代メソポタミアで実際に核兵器が炸裂したのであり、その具体的な描写が、聖書に描かれているソドムとゴモラの様子でもある。
あるいは、これは未来の人類に起こるべき予型、預言であると見なす説もある。
しかし物理的に、次のような調査が行われている。

A死海周辺の放射能
Bシナイ半島の痕跡
ヘシオドスの記述BC8世紀ギリシャの詩人ヘシオドスの神統記の中に以下のような記述がある。
熱い蒸気がティターンを包み込み巨大な炎が天を焦がす雷火石の閃光は神の目を眩ませ耐え難い光熱が混沌を覆い尽くしあたかも天と地とが溶け合ったかのよう
これは、ゼウスが雷火石をオッサ山に投げつけたところの描写である。
ティターンという言葉はギリシャ語では何の意味も無いが、
シュメール語では天空に住む者を意味する。
なお、ギリシャ神話も、シュメール神話の焼き直しに過ぎない。

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